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バチカンの実態

いま、ローマ法王が来日していて、当たり前ですがマスコミ報道は良いことしか言いません。
しかし問題が沢山あります。
バチカン銀行はロスチャイルドのものとか、
http://wktm.jp/archives/1702
カトリックとユダヤが結託しているとか、皆さんが思っているような清い組織ではないのです。

今日はその中でカトリック教徒の「神父の性的虐待」について、「宇宙の理」の2017年5月号で書きましたので紹介します。


昼下がりのコーヒーブレイク 小金井弘之 

善悪の思い込みとアイデンティティ

 
善悪にこだわらない生き方 

 何が正しいのか何が正しくないのか? ということは人間には基本的には判らないものです。しかし分かることは可能です。

「分かる」は正邪の判断というより、直観(魂などからのインスピレーション)に従うことです。そして正しいことの選択は、人間が勝手に決めた善悪の一方である悪の選択の場合もあります。

 しかしその選択が正しかったか否かは、その時点では判らず、後々の成長へと繋がっているかによって決まるのですが、悪の行動も結果としては、大体は正しいことが多いものです。

 簡単に言えば「正しい正しくない」は進化への運動で、人間の意思が入っていません。「善い悪い」は人間の意思が入っているもので、人間が勝手に決めていることです。

 戦争は勿論、殺人も窃盗(せっとう)もギャンブルも嘘をつくことも、人を恐怖に陥れることも悪いことですが、正しい場合があります。正邪善悪(正しい正しくない、良い悪い)については、詳しくは拙書「真実の扉(第二章「良いこと」と「正しいこと」の違い)」をお読みください。
 

 私はいわゆる悪行をする場合でも正しいことをしている場合があると言っているのでとても受け入れられないという学徒もいるかも知れません。しかしそれが現実です。というのは、人の中に悪がある場合は、それを出すことが必然に起こるのです。氣づきを起こすためにです。

 自分の中の悪の氣づきには二つあると思います。一つは自分で悪を犯して後で逮捕されたり非難されたりして酷い目に遭い、自分の至らなさ、自分の悪に氣づくのです。

 もう一つは人に自分の中の悪を教えてもらうのです。

 私の古い友人に、とても心の澄んだ、純粋無垢な心を持った人がいます。彼は正しく神様と繋がっていますが、人に腹の立つことをよく言いました。私は彼にそのことを指摘したことはありませんが、彼は自分から言いました。

「僕には人を腹立たせる役割があるみたいだ」と。ただ彼は厳しく人に対処して腹立たせている場合が多かったです。皆役割を持って悪を演じていることがあるのです。

神父の性的虐待

 映画とテレビドラマの例から二つ書きます。

 一つは今年の2月26日にアメリカアカデミー賞の発表がありましたが、その関連から昨年の作品賞である「スポットライト(世紀のスクープ)」という映画がWOWOWで放映されましたので観てみました。

映画『スポットライト 世紀のスクープ』公式サイト

予告編

https://www.youtube.com/watch?v=lYpAWYlIGO8

 これは実話に基づく社会派の作品で、簡単にストーリーを書きますと、

 2001年の夏、新聞社のボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任しました。マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にも恐れをいだかず、ある神父による性的児童虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出しました。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄《スポットライト》を手がける4人の記者たちでした。

調査が進むうちに大勢の神父が同様の罪を犯している実態が判明していきます。その背後には教会の隠蔽(いんぺい)体質がシステムとして存在していて、その疑惑を探り当てるという話です。 

 私のこの記事の冒頭と関連付けて、私が性的虐待も隠蔽も正しいことだと言いたいのか? と思った方も居るかもしれませんが、そもそも善悪は人間社会の中に存在している物であり、成長を意図した宇宙の法則には存在していないということを念頭においてほしいと思います。

 人間が言う悪行の結果には必ず原因がありますが、原因自体は悪ではなく真実そのものです。
「原因を是正するということの中に学び」があり、是正には氣づきが不可欠で、氣づきには表出が不可欠です。


自然を大切に

 この小見出しの自然というのは大自然のことだけでなくて自然体という意味も含みます。

 御法度も同じで、絶対に出してはいけないのではなくて、自然に出てしまうものです。出す前に氣づくか出した後に氣づくかのどちらかで、その後に反省して洗心していくわけです。どちらが良いということはありません。行き過ぎると前者は鬱積(うっせき)になることもあります。

 それぞれの進化の為にそれぞれが役割を演じているという理解が成され、すべてを受け入れ許せるまでは御法度の心は無くならないと思います。洗心は元を正すことだと思いますが、氣づいて原因を正さないと不幸の繰り返しになります。

 話を映画に戻しますと、性的児童虐待の被害がプロテスタントではなく、カトリックに集中しましたが、映画の中では心理学を学んでいたカトリック協会の司祭がその原因の理由を示しました。

 カトリックの司祭は結婚してはいけないのです。もちろん性交渉をしてはいけないことになっています。このことが司祭の欲望に火をつけているようです。

 肉体を持った人間には男女それぞれの遺伝子があります。神父も神ではなく肉体を持つ人間です。性欲は遺伝子の中にある本能が呼び起こしています。人間は動物とは違って本能が希薄になっていますが、子供を作らないと人類は滅亡しますので、性欲は本能の中でも強く誰もが持たされているのです。

 人間には性欲を持たない自由が許されていないのに、性を否定するカトリックは自然の法則に反しているということになります。初めから出来ないことを背伸びしてできると勘違いしては混乱が起きるのです。

 カトリックの神父が性交渉を許されないのは、神父は神に近いということなのでしょうが、こういう間違った善悪の固定化は必ず歪を招きます。性的児童虐待が起きる原因はその制度によるものが多いのです。

 2002年にこのスキャンダルが発覚した後、ボストン司教区の教区司祭ジョン・ゲーガンはたった一人で250人への性的虐待をしていたことが判明しました。6月には250人の聖職者が解任されるという大事態、大スキャンダルとなりましたが、彼らの聖職は一人も剥奪(はくだつ)されなかったのです。そのため、アメリカ国民は怒り、ニューヨーク・タイムズ紙は電子版で過去60年の間に米国カトリック教会の1200人を超える聖職者が4000人以上の子供に性的虐待を加えたと報じました。さらに米CNNテレビは過去約50年間で、神父4450人に疑いがあると報道し、件数は約11000件に上ると報じました。これは全神父の人数の4%にあたるものでした。少なくとも約11000件中立証できたのは6700件もありました。

 そしてこれは勿論、世界中で起こってきたし、今も起きているのです。


神父は神様 

 信者にとって神父という存在は神様のような存在のようです。信仰というのは「内」に向かわず神父や宗教という「外」に向かうとき歪みます。盲信になります。後述するアイデンティティに繋がります。

 神の国は自分の内にあるのであって、自己確立も自分自身の中から芽生えてくるものです。

残されたDNA

 もう一つ私が2月にWOWOWで観たテレビドラマを題材にします(ここからはバチカンとは関係ありません)。

 米国の人気推理作家ハーラン・コーベンが2016年にイギリスのTVドラマのために書き下ろしたサスペンススリラーで、イギリスで大ヒットしました「ザ・ファイブ ― 残されたDNA」というドラマです。

 数年前に行方不明になった少年ジェシーは殺されたとされていましたが、身元不明の女性が殺された事件現場にこの少年のDNAがあり、それをきっかけに少年がまだ生きている可能性が急浮上しました。

ジェシーがいなくなる直前まで一緒に遊んでいたジェシーの兄を含めた男女4人がいますが、彼らはジェシーが一緒に遊びに行きたいと言ったのに追い払い、その後にジェシーは行方不明になり、死んだものと思われていました。責任を感じていた4人は事件の真相を突き止めるべく動き出します。

ドラマ自体とても面白いものでした。全10話で、4月中旬にまたWOWOWで再放送されます。

 本誌の2013年9月号で私は「アイデンティティ」について詳しく書きましたが、このドラマはアイデンティティに縋(すが)るジェシーの実の父親がジェシーを誘拐して一緒に住んでいたことが最終回で分かりました。 

家族の離散

 ジェシーの実の父親は嘗て自分が運転する車で事故を起こし、同乗していた幼い娘二人を亡くしました。怒った妻とも離婚して、自分自身を失い悲壮になっていたところ、隣人の主婦に慰められ、彼女と不倫関係になりました。

 その結果、生まれた子供がジェシーでした。隣人の妻であるジェシーの母はそれを秘密にしていました。しかし実の父は密かに自分の子供だと確信していました。

 ある日、森の中で幼いジェシーを見かけて連れ去り、二人で遠くの地へと移りました。 

 結局、自分の価値を自分の中に見つけることが出来ず、他のもの(子供)に置き換えてしまったのですが、これがアイデンティティなのです。自分以外に同一性を求め、組織への帰属意識、特定の人、物や名誉への執着とも取れ、ストーカーなどはこの意識の最たるものです。

 マインドは真我と繋がれないのでこのアイデンティティを好むのです。現代ではアイデンティティは良き意味に捉ええられますが、深層心理として心に深く持ってはならないものです。

 私たちは日々試されています。恐怖、悲しみ、孤独を持つことでアイデンティティに逃げて光を求めるか、自分自身の中に光を求めるか。正に自己確立が試されているのです。

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