昨日の記事をお読みいただきましたですか。
そのなかのリンクページもお読みいただけましたですか?
私は記事をUPしたときに荒々と読んで参考になるとリンクしましたが、その後じっくと読んでみて大阪市民はこれはとんでもない人間を市長にしてしまったかも知れないと思ってしまいました。
これから向かうユートピアの秩序とはまったく逆の秩序を考えている人。
ユートピアで望まれる人格とはまったく逆の人格の持ち主ということが分かりました。
橋下氏自身が書いた本から引用しているのですから言い訳しようがありません。
で、ブログへの訪問者が700人いたら、夜UPした一番新しい記事への訪問はその日と次の日で300人ぐらいです。
意外と少ないのです。
それで更にその中のリンクページをクリックする人は、訪問数が分かるものでその1/3にも満たないのが普通です。
ですから、今日は自分の言葉とリンクした中島岳志氏のブログからの引用であらためて書いてみます。
そんなこと、市長が決まってしまって今からでは遅いと思われる人がいるでしょうが、そんなことありません。
特に大阪の人は橋下新市長の真実の姿を知っておいて損はありません。
これから書くことはユートピアの秩序と橋下氏の考え方が余りにも乖離しているということで驚いていますが、ユートピアの存在自体をあり得ないと考えている人にとっては「何を大げさな」ということになってしまうでしょう。
氏の正体は2005年に出版された『図説・心理戦で絶対に負けない交渉術』(日本文芸社)という本の中に書いてあるとのことです。
まずこのお方、人を騙すことを悪いと思っていません。
目的のためなら手段を選ばないという姿勢を勧めています。
「実際には存在しないレトリックによる利益だ。不利益の回避によって感じさせる“実在しない利益”とも言える(6頁)」
実在しない利益を利益と勘違いさせようということです。
簡単な例は、1万円で初めから売るつもりなのに2万円と付けて、客が高いじゃないかと言ったら予定通り1万円までマケルということです。
こういう時、大体は客は値切って得をしたと思うものです。
しかし初めから計画的だったということです。
これでもユートピアではしてはいけないことですが、そこにイデオロギーとか倫理とかが入っていた場合は人を騙していることに他なりません。
中島氏は橋下氏がそれをするのを見たと言います。
それは或るテレビ放送でのこと、大阪維新の会が提出した「教育基本条例案」をこの条例案に反発する教育委員の陰山英男氏とが激しい論争を繰り広げたときのことです。
橋下氏は政治が教育に介入するという強引さを駆使して競争原理の導入します。
「学区制の廃止」「3年連続定員割れの高校は統廃合」「学力テストの学校別成績公表」。
そして教員人事システムの見直しです。
「全校長の公募制」「教員に対する相対評価による免職」「学校運営協議会による学校評価と教員評価」など提示しました。
維新の会の条例案では教職員に対する評価として、5段階の最低ランクのD評定を、全体の5%必ずつけなければならないとしているのです。
低い評価を必ずしなければいけないということは、仮に全員が良い教育者であっても悪い採点が為されるということです。
相対評価、人と比べるというユートピアではしてはいけない行為です。
そして、このD評定が2年連続となった教員は研修を受けなければならず、そこでも評価されなければ「免職」になります。
これって恫喝でしょう。
しかし橋下氏は陰山氏とのスタジオでの討論の中で、いとも簡単に突然、「譲歩」を示しました。
「教員評価は必ずしも相対評価でなくてもいい」とし、また「校長の公募」を「必ずしも全校長でなくてもよい」と発言し、譲歩を 装った のです。
討論のスタート時点が無理難題のオンパレードですから陰山氏は初めは大変な 重荷に対していると錯覚したと思います。
だから陰山氏はそれで或る程度折れてしまったようです。収穫があったと思ってしまったのです。
しかしこれは橋下氏の作戦で、初めから譲歩する項目としていたのです。
相手は不達譲歩してもらった、利益があったと勘違いする。
初めからそんなもの(利益)はなかったが、さもあったように見せかける戦略だったのです。
陰山氏は後でそのことに気付きました。
●弁護士でイラク派兵差止訴訟を提訴し、同弁護団事務局長として活躍している川口創(はじめ)氏によると、橋下氏が代表を務める「大阪維新の会」の「大阪府教育基本条例」の全文を読むと、その第一印象は、まさに「学校の教師をいかに管理し、いかに辞めさせていくかに執拗に執着して大量に書き連ねたもの」だということだそうです。
「教師は上にいわれた指導に、ただひたすら従って動け」ということばかり書かれているとのこと。
そこには「そこからは、教師に対する尋常でない憎悪を強く感じました」と言います。
同じ職務命令に3回従わなければ免職、人事評価で教師を5段階にランク分けし、2回連続一番下のランク(5パーセント)だったら免職、というように、教職員を締め付ける内容になっています。
この条例案には膨大な別表もあって、別表1の「懲戒処分関係」の項目は73項目にも及びます。
http://osakanet.web.fc2.com/kyoikujorei.html#6syou
私もちょっと開いて読んでみましたが、出てくる文字は「処分」「処分」「処分」懲戒免職だから当たり前というば当たり前との考えもあるでしょうが正気の沙汰ではありません。
私が勤める会社は日本経済新聞の関連会社で、就業規則なども当然それに準じているわけですが、こんなこと数行しか書いてありません。
橋下氏がやった仕事
橋下氏の考え方、姿勢、これはユートピアとは真っ向、真逆の考え方です。
これからの人間は法などの縛りがなくても生きられる方向性でなければなりません。
法則は自分の中にあるのであって外から押しつけられるものではありません。
自立できない人間はユートピアの切符はもらえません。絶対に。
ユートピアには明文化された法則は一切ありません。
そんなこと(人との調和ある生き方)初めから分かっているからです。
橋下氏のやり方だと教師は生徒を見ないで上ばかり見てしまいます。
評価されなければ自分の首が掛かっているのですから当然です。
そして子供たちもそんな教師の教えを受けて自分で物事を考えない子供になっていきます。
この橋下氏と繋がっていこうという人間がたくさんいるようですが、橋下氏の本質をちゃんと見抜けるでしょうか?
亀井さんは橋下氏に振られて良かったです。
小沢さんは橋下氏に寄り添う素振りだけで、最後は別の道を歩いて欲しいです。
大阪は財政も大変だから、誰か救世主が出てきて助けて欲しいということで橋下氏は市民に選ばれたのでしょうが、そもそもそういう人任せの心が失敗を大きくします。
「必要なのは独裁」と平然と言う橋下氏、これは自分が救世主だと言っているようなもの。
口では民意民意と言うけれど、本心は違います。傲慢な大阪市政の幕開きのようです。
「自己確立」・・それが今後の生き方には必要となります。
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