須藤元気の考え方

今日は少し長い文書。

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立憲離党表明の須藤元気参院議員　涙で語ったロスジェネ世代の本音 - 毎日新聞

　立憲民主党の須藤元気氏（42）＝参院比例代表＝が17日に開いた離党表明記者会見では、1990年代末の金融危機に伴って生じた「就職氷河期」に...

　立憲民主党の須藤元気氏（42）＝参院比例代表＝が17日に開いた離党表明記者会見では、1990年代末の金融危機に伴って生じた「就職氷河期」によって不本意な就職や人生を余儀なくされている「ロストジェネレーション」（失われた世代）の本音がぶちまけられた。18日告示の東京都知事選で、れいわ新選組の山本太郎代表を応援するとツイッターで表明し、執行部から「党の方針に反する」とツイートの撤回を迫られていた。党は須藤氏の離党届を受理せず、「クールダウン」を求める構えだ。須藤氏は会見で「無所属になりますけれども、気持ちは立憲民主党の元に、自分自身はあるつもりです」と語り、「未練」をにじませた。時折涙を流しながら行われた約30分間の会見で須藤氏が語った「本音」と、離党が認められたとしても須藤氏が「れいわ」に参加できない法制上の問題とは……。【宮原健太】

声詰まらせ「この30年間ずっと我慢してきた」

　立憲は都知事選で、無所属の宇都宮健児氏の支援を既に決めている。一方、須藤氏は15日にツイッターで「立憲は宇都宮さん支持ですが、個人的に山本さんを応援しています」と表明。党からはツイートの取り下げを求められたが、須藤氏は17日に「離党する決意を固めました。都知事選を巡る意見の相違がきっかけですが、以前から消費税減税など経済政策について党とは意見の相違がありましたので必然的な帰結だと思います」と発信していた。

　須藤氏の会見は17日午後6時45分から、参院議員会館地下1階の「B106会議室」で行われた。「皆様、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます」と切り出して離党届を提出した経緯を説明し、離党理由に言及し始める須藤氏。「僕らはバブルを経験していません。結婚して子供産んで35年ローンで家を建てる。そして子供を大学まで行かせる。それが幸せだっていうのは、一つのモデルとしてありました。もちろん日本経済がよければ、それはそれで幸せな形なんでしょうが、僕らはそうもいきませんでした」

　ここまで語った須藤氏は声を詰まらせ、涙をにじませ始めた。

　「悔しいんですよね。やっぱ政治の、政治の失敗で僕らが犠牲になってるじゃないですか。悔しいですよ。ちっちゃいころから日本は何百兆円借金があるとか、そのためには我慢しなきゃいけないとか、この30年間ずっと我慢してきたんですよ。何がプライマリーバランスだ、と思うわけですよ。もう十分我慢しましたよ。今、僕らロストジェネレーションが立ち上がらないで、いつ立ち上がるんですか。なんで上の言うこと聞かなきゃいけないんですか。十分言うこと聞いてきましたよ。

ここままで無料記事
以後は有料記事を書簡を入れながら要約

正直言いまして、立憲民主党のスタンスは今も昔も変わっていないので、須藤氏が立憲民主党を選択したこと自体がミスだと思います。それを批判する人も多いです。
が、私は好意的です。
当時、立憲民主党は「希望の党」が小池氏の「排除します」発言で急降下し、その代わりに急上昇した人気政党でした。
そんなところに心が揺れたこともあると思います。
いずれにしても党だって変化が必要だし、時代の流れの良き方向に変化を訴えても良い訳で、氣づきと変化が無ければ意識の変化も起きません。

　後で、一方で立憲は昨年の参院選で、消費税減税を掲げていなかったと問われると、須藤氏は「正直、立候補したときは全く経済に疎かった。勉強していくうちに消費減税や、反緊縮的な施策を考えるようになった」と述べました。
「なんで上の言うこと聞かなきゃいけないんですか。十分言うこと聞いてきましたよ」

　須藤氏はＭＭＴを認めていて、そういった意味で山本太郎に積極財政で都で頑張ってもらいたいし、彼らのも世代交代したいという。
　これははっきりと記者会見でも言っていました。

「もう上の人たちには引退してもらいたいんですよ。」
「なんで消費税5％（への引き下げは）ダメなんですか」
この不満は立憲民主党が須藤氏を納得されられなかったのでしょう。
そもそも財政破綻など、財務省の嘘なのですから。

元プロ野球選手の清原氏に通じる純粋さもあると思います。
https://blog.goo.ne.jp/tobira2002/e/072d10ee67dc4f9fc5e75a88da9e1a96

「経済政策だけはどうしても譲れない。どうしても受け付けられません。僕自身は、消費税減税、反緊縮で一つになって安倍政権と立ち向かうべきだと思います」「僕は一応、空気を読みながら先輩先生たちの言うことも聞きながら、一応（消費減税を）言っていたつもりです。しかし、何も動いていません」
と立憲民主党への不満を口にしました。

　また「今ベストセラーの（小池百合子東京都知事を扱ったノンフィクション）『女帝』を読んで、やはり小池さんにもう4年やってもらっては困ると、下町の東京っことしては思いました」と語り、2017年衆院選で小池氏が主導した「希望の党」に惑乱された旧民進党議員がその後の立憲民主党と国民民主党に分かれた経緯に触れ、「小池さんにやられてしまったって部分もあるので、かたきを取ってもらいたい、という気持ちがある」と話しました。

また未練を、
「正直、僕自身は立憲民主党のシンパであります。山本さんを応援するからって、れいわに行くとか一切考えていません。気持ちは今でも立憲民主党です」「立憲の先輩とかにすごくよくしてもらって、今回急にこういった形にして、自分自身の心苦しいところはあります」「経済政策以外は僕は共感してますし、ともに戦っていきたいと思っています」と語りました。

比例で立憲民主党ブランドとして当選した須藤氏に対して、会見場から質問を受けた。

「政党名票を入れた有権者への謝罪の気持ちがあるかないかだけ聞かせてください」と聞かれた須藤氏。「謝罪の気持ちですか。それは申し訳ない気持ちもありますけど、やはり本当に国民が豊かになるような形を作っていくことが、恩返しになると思ってます。よく思ってない方には謝罪いたします。本当に申し訳なかったと思っております」と答えた。

　こうした須藤氏の離党届に対し、立憲執行部は再考を求める構えだ。立憲の福山哲郎幹事長は記者団に「慰留したが『何を言っても言い訳になる』と席を立って出て行かれ、話し合いになっておらず、離党届を受け取る状況ではない」と説明。「少し思い詰めているので、時間をかけて話す気はあるが、変わらないようなら、議員辞職を求めたい」と述べた。

下記は本文から

　小さい頃から日本は何百兆円借金があるとか、そのためには我慢しなきゃいけないとか、この30年間ずっと我慢してきた。今、僕らロストジェネレーションが立ち上がらないで、いつ立ち上がるんですか。僕の友達はまだ日雇いだっているし、派遣社員もいるし、ほとんど結婚していない。悔しい。

　僕は、山本太郎さんに積極財政で頑張ってもらいたいし、僕らも世代交代したい。上の人たちには引退してもらいたい。国会も入れ替わってほしい。入れ替わってください。

　都知事選がきっかけだが、山本さんが言っていた「消費税5％」で野党として一つで戦うべきだと思う。僕は今の安倍政権はおかしいと思う。でもそれに立ち向かえない。なんでバラバラなんですか。何で消費税5％は駄目なのか。

　国民民主党と共産党は（5％に理解を示して）手を挙げた。あとは立憲が手を挙げれば野党共闘できる。「消費税減税を言うな」とか。いいじゃないですか言ったって。すみません、感情的になっちゃって。

　そういった気持ちがあって、僕は立憲を離党しようと思っています。

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