今日は朝から三井温熱の授業でした。
三井温熱療法の三井温熱株式会社のホームページがリニューアルしたと聞きましたので、リンクしました。
リニューアルというよりまったく別物になりました。
http://www.mitsui-onnetsu.co.jp/
下記は今、私たちを教えてくれている徳山先生の文書です。
この先生は論理だけではなくてもちろん実際に治療もします。凄い先生です。
今日も実習授業の合間に肺ガンの患者さんに対応していました。
下のページは三井温熱がなぜ病気に効くのかみたいなことを書いています。
要点だけ貼り付けますが、
興味のある方はクリックして下記の初めの文書から初めからお読みください。
2.患者の治療
(前略)次に注熱の際の治療ポイントは、患者自身が「熱い」という感覚を持って感じ取れ、症状の改善に伴う温感の違いも患者自身が体感できることも他にはない画期的なものだ。
通常、さまざまな「内臓―体性反射」による皮膚緊張や、「痛みやこり」といった慢性症状も、多くの患者はそれを認識することなく日々を過ごしている。これは鋭い痛みはAδ(デルタ)神経線維が、じわじわ鈍い痛みはC神経線維が脳に伝達するが、ある一定以上の情報「閾値(いきち)」に達しないものは脳が自覚できない状態に置かれることにある。
日々の筋肉疲労などの微々たる筋肉損傷に対しても脊髄からは筋肉を収縮させる反射が起きているため、知らず知らずに筋肉が硬くなっていたり、脊椎をはじめとする関節の可動域に制限が起きていたりすることが普通である。ここに45℃以上の熱刺激が来ると、他の部位で感じる熱感とは大きく違う熱さを感じる。
その刺激は知覚神経を介して脊髄神経に伝達され、中枢は熱痛覚による強い覚醒作用がおき、交感神経の興奮を鎮める。ここで、逆に副交感神経が興奮し「体性―内臓反射」が促され内臓機能の調節が行われる。交感神経、副交感神経のいずれが興奮しても、その部位に的確に熱刺激を与えることでその興奮を鎮静化し、反応的に逆反応が起こるのである。
当然鎮静化した部位は熱さを感じなくなり、心地よい温感に包まれる。初めに感じていた熱さとは全く違う温感になることで、患者に対する心理的な解放効果も大いに期待できる。
非常に論理的なのですが、Aδ(デルタ)神経線維とかC神経線維とか難しい言葉もありますが、なぜ良くなるのか判らないという民間療法とはまったく違うということが、徳山先生の講義を聞いていると解かってきます。
要は病気の原因はたった一つで、全部自律神経の調和が乱れているからなのです。
それが免疫力を弱めたりしていてあらゆる疾患として病気になります。
ストレスの多い現代社会は大体が交感神経優位なのですが、熱痛覚のような刺激は一時的に交感神経を更に高めます。
しかしこれによって眠っていた副交感神経も同時に呼び起こされるという現象が起きるのです。
その後に心地よい熱を加えることで副交感神経が定着することとなるのです。
どうしてこんなに素晴らしい療法なのに温熱療法士が少ないのだろうという話しも今日出ました。
九州から浅草の施術所に来所している人もいるし、大阪の施術所はあるけどいつも開いている訳ではないとのこと。
浅草の施術所は常にほぼ満杯なのに、世に広まらないのは理由があるのです。
私に言わせれば本気で広めようとしていなかっただけ。何事も意志のないところに変化は起きません。
でも、今後は違うでしょう。いままでとはやる気が違うようですから。
↑ これは温熱器の持ち方です。熱の部分の背を手のひらで捉えます。
柄を持たないのが正しい持ち方。これでないと質の良い効果ある施術にならない。
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三井温熱のホームページ
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