日曜討論を観て

今日のＮＨＫの日曜討論を観て、政治家の人たちはオミクロンの本当のことを知っているのだろうか？
と思ってしまいます。
大阪市立大学名誉教授の井上正康先生によると安倍元総理、菅前総理は本当のこと（コロナはもう心配ない）を知っているがマスコミか世論を煽って、オミクロンも怖いと信じ込ませているので中々真実を言えないと言います。

しかしそれにしても現在厚労省から公表されている数字を見れば、大して危険なものではないことが判ります。
感染者は増えていますがＰＣＲ検査人数そのものも昨年末の５倍になっています（対検査数比は何度も受ける人がいるのでそうならない）。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

累計では２０代の陽性者が圧倒的に多く、
更にいま蔓延しているオミクロンは喉に留まるウイルスで肺に行かず重症化率は低いのですから、若者はほぼ安全と思います。
コロナ全体の累計重症者数の割合は全体で陽性者の３,４２７人に１人、重症化率０.０００３％です。

累計死亡者数は１８,６７８人で累計陽性者の死亡率は１３５人に１人、０,７％となりますが、
日本人の４人に３人はPCR検査を受けていないのに受けていない人の死者も含まれているのであまり意味がありません。
上の重症者率も同じ。
逆に事故死しても死後検査で陽性になるとコロナ死ですから、更に意味ありません。

日本人１億２千６百万人全体でみるのか良いと思います。
致死率は６,７４６人に１人、０.０１５％になりますが、
それでも大半は複数の疾患を持っているので純粋なコロナ死の数は実際より可なり少ない筈です。

死亡者数は累計で重症者は現在なので重症者と比べて死者数が多いですが、７０代と８０代に集中していますので、
風邪をひいてお亡くなりになったというこれまでの老衰などのケースと変わらないことも考えられます。
そしてこれはオミクロンの数字ではありません。
オミクロンに限っての数字は出ていませんので判りませんが、オミクロンは上の数字の何分の１、何１０分の１の重症化率・致死率ではないでしょうか（私の勝手な推定です）。

入院患者が増えてベッドの占有率も上がっていると言いますが、普通の風邪だったら入院などしませんが、陽性者は熱が出なくても入院や施設待機させています

「オミクロン株患者については原則として「入院措置」が、その濃厚接触者については原則として「宿泊施設待機」が求められますが、感染が急拡大し、かつ訪問診療や健康観察体制の整った地域では例外的に「感染者の自宅療養」「濃厚接触者の事態待機」が可能・・・」
https://gemmed.ghc-j.com/?p=45600

「オミクロン株患者」とは陽性者のようですが、それでこんな処置していたらベッドは直ぐに一杯になります。
また濃厚接触者への自宅待機を14日から10日に短縮（医療関係者は７日）などととぼけたことを言っています。
これは全部感染症２類にしているので症状がない陽性者に入院勧告したり就業制限しています。
無症状の濃厚接触者を自宅待機もそうですし、感染者の追跡も必須になってくると、保健所などは天手古舞です。

維新の音喜多議員のお嬢さんが通う幼稚園に陽性者が出て、全員が濃厚接触者になるので今は閉鎖されているそうです。
速く５類にせねばと言いました。
共働きの親は困りますね。

日曜討論で6－7人いた議員のうち、現在2類から5類へと言ったのは維新の音喜多氏のみでした。
他の人は割と慎重なので驚きました。
議員の皆さん、本当にオミクロンはまだ油断を許さないと思っているようです。
高市さんも本心だったら分かっていないようです。

何故みんな現実を正しく観ないのだ。
１日１０万人以上陽性者を出しているイギリスは既にマスクを含め制限を完全撤廃。
「今月（１月）末からの「解禁」で、レストランやカフェの様子を外から見ると、マスクを付けている人はほとんどいない」