ルペン大統領成るか？

鳴り物入りでスタートしたＣＮＮ＋が、たったの一か月で終了です。
確か立ち上げに３００億円かけたと聞いています。

何でも一日１万人しか見ていないのだとか。
素人のYouTuberにも及ばない。

ＣＮＮのストリーミングサービス「ＣＮＮ＋」、今月末で終了

ＣＮＮのストリーミングサービス「ＣＮＮ＋」が４月３０日に終了する。ＣＮＮ史上最も重要な展開の一つとうたわれてスタートしたが、１カ月での幕引きとなる。

CNN.co.jp

またネットフリックの株価が３割減です。
ＣＮＮ共にリベラル会社で、ネットフリックスはポリコレまみれで視聴者に嫌気がさしたか。

米ネットフリックス、株価が3割強急落　「会員数減少」に懸念 - BBCニュース

米株式市場で20日、米動画配信大手ネットフリックスの株価が35％急落した。同社は前日に会員数が10年以上ぶりに減少に転じたと発表していた。

BBCニュース

こういうリベラルメディアが下向き傾向だからという訳ではありませんが、フランスの大統領選は案外ルペンが有利かもと田中宇氏は言っています。
地球全体の為にも、そうあって欲しいです。
フランス人に氣づきが起きることを願います。

下記は「スプートニク」によるインタビューです。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領とパ・ド・カレー国民議会議員のマリーヌ・ルペンは、4月24日のフランス総選挙の第2回投票と最終投票に進出する。民主主義研究所の創設者であるパトリック・バシャム所長は、どのような状況下でルペンがトップに立つことができ、次に何が起こるのかを説明している。
エマニュエル・マクロンの勝利は確実ではないが、フランスの現職大統領が第一回投票で右翼のライバルを凌駕することに成功したにもかかわらず、ワシントンとロンドンに本拠を置く政治的に独立した調査機関である民主主義研究所が英国の新聞デイリー・エクスプレスのために実施した最新の調査によると。

スプートニク:　民主主義研究所は、エマニュエル・マクロンがマリーヌ・ルペンに対して43%から41%の2ポイントのリードしか持たないのに対し、フランスの有権者の16%は未定であり、どちらの方法を選ぶことができることを発見しました。マクロンが中道派で、ルペンが右翼政治家であることを考えると、フランス人は政治的スペクトルの右側に漂流していると言えるだろうか?　あなたの意見では、なぜ保守主義が彼らにとって魅力的になっているのですか?

パトリック・バシャム:　フランス人はイデオロギー的に、疑いもなく右に動いています。この傾向は、少なくとも10年間は容易に明らかでした。この傾向について異なるのは、それが伝統的な中道右派政党に利益をもたらさなかったことだ。それは、この傾向が、非常に穏健で、縮小された財政・社会保守主義の方向に向かっていないからだ。代わりに、傾向は保守的なナショナリズムとポピュリズムの方向にあります。最も良い例は移民問題で、ほとんどのフランス国民は合法的な移民の制限と不法移民の取り締まりを支持しています。

ナショナリストとポピュリスト保守主義は、中道派と社会主義政府の両方が経済的にも個人的な安全も提供していないと結論づけたため、フランスにとってより魅力的です。フランスの有権者は、伝統文化、個人の安全、経済的繁栄は、少なくともこれらの問題が一般の人々に影響を与える限り、中道左派のフランスの政治支配層が気にしない問題であるとますます信じている。

スプートニク:　あなたの調査によると、マクロンにとってより心配なのは、3位の左翼候補ジャン=リュック・メランションの票が、28%がマクロンに、26%がルペンに、26%が、2つのファイナリストの間で均等に分かれていることです。あなたの意見では、左翼がルペンに投票する準備ができている背景には何がありますか?
パトリック・バシャム:　フランスの左翼有権者は、ルペンに反対しているようにマクロンに反対していますが、理由は大きく異なります。彼らはマクロンの経済政策を嫌い、ルペンの社会政策を嫌う。これらの左翼は、マクロンが2017年に中道左派の候補者として選挙運動をしたが、彼は中道右派の大統領として統治してきたと考えている。彼らのほとんどは5年前にマクロンを支持したので、ルペンの敗北を確実にするために、彼らはマクロンの就任時のパフォーマンスに非常に失望している。
ルペンがメランションの有権者からマクロンとほぼ同じ数の票を受け取る可能性があるのは、メランションとルペンに重要な共通点があるからだ。彼らはどちらもポピュリストですが、政治的スペクトルの両端から来ています。全く対照的に、マクロンは、国を支配する孤立したテクノクラートエリートを象徴している。これらの有権者の頑固な左翼の屈曲にもかかわらず、彼らは政治支配層、支配階級、経済格差と分裂、そして非民主的な統治に対するルペンの有権者の懸念の多くに共鳴している。実際には、これらの反体制的なテーマや感情は、左翼と右翼のポピュリズムの間でかなり簡単に移行します。このダイナミクスは、フランスの政治が急進的な左翼と急進的な右翼の間の距離が比較的少ない馬蹄形に似ているという古い格言を思い出すと理にかなっています。特に労働者階級の有権者は、しばしば両極端の間を行き来する。メランションの有権者も若年層に偏っており、これはマクロンより若年や中年の有権者の間でマクロンよりはるかに良い世論調査をしているルペンの口火であり、メランションの有権者の大半は彼女のユーロ懐疑論を共有している。

スプートニク:　ルペンは、インフレ、犯罪、雇用、移民を含むいくつかの「最も重要な」問題に関して、マクロンよりもうまくいっていることがわかりました。マクロンは、医療とウクライナに関してのみ、より有利な候補者と見なされている。あなたの意見では、これは現職の大統領にとってどのようにパンアウトできますか?
パトリック・バシャム:　再選を求める政治家にとって、ほとんどの有権者が彼らにとって最大の関心事である問題について彼に同意しないとき、それは常に悪い兆候です。多くの場合、そのような調査結果は、マクロンの立場にある候補者にとって死の鐘です。この場合、ほとんどの有権者が投票時にこれらの問題を優先すれば、マクロンが勝つことは難しいでしょう。しかし、この立場の候補者は、問題に対する彼の不人気を圧倒する可能性のある別の要因、または要因が作用している場合、救われる可能性があります。問題に関して、特にマクロンは、ルペンよりも不人気ではない問題について選挙をしようとしている。したがって、彼女は欧州連合からのフランスの離脱を支持し、彼女は適切に支持していないという彼の主張ロシアとの紛争におけるウクライナそして、彼女はフランスの気候変動の約束を破棄するだろう。大統領を救うかもしれないのは、中道左派と中道右派のフランスの有権者、そしてメランションの有権者の少なくとも半数が、ルペンに反対して鼻を押さえてマクロンに投票する意思があることだ。マクロンの有権者の大半は、彼に賛成ではなく、彼女に反対票を投じている。マクロン大統領の投票は否定的な票だ。しかし、ルペンの投票は肯定的な投票であり、彼女の有権者の大多数はマクロンを嫌うよりも実際に彼女を支持しているので、マクロン支持者が彼の立候補についてよりも彼女の支持者が彼女の立候補に熱心である理由です。

スプートニク:　来週が無事であれば、マクロンは再選されるが、誰か、あるいは何かが政治週間を混乱させれば、マリーヌ・ルペンはおそらく選挙に勝つだろうとおっしゃいました。その点について、もう少し詳しく説明していただけますか?どのような出来事がマクロンの選挙オッズを混乱させる可能性があるのか?国内または国際的なイベント、またはその両方を意味しましたか?
パトリック・バシャム:　マクロンは、現在、ルペンを僅差でリードしているので、選挙戦の道のりで起こることが少なくなり、選挙運動に影響を与える外的要因が少なければ少ないほど、選挙戦の最後の数日間、有権者が自分の意図を再考する可能性が低くなり、したがって、彼の勝利の確率は高くなります。しかし、ルペンは、動揺した勝利を確実にするのに十分な変化をもたらすために、有権者間の動きを必要としています。ルペンは、現在棄権している人々の一部に、投票することを決定し、彼女に投票するか、マクロン支持者の一部が投票意図を再考させる予期せぬ出来事が起こることを要求している。影響力のあるイベントは、国内または国際、またはその両方です。最も明白な国内イベントは、水曜日の2人の候補者間のテレビ討論会です。これまでのコンテストの近さを考えると、どちらかの候補者によるノックアウトパフォーマンスは、おそらくその候補者を大統領に確保します。

マクロン大統領の立候補を傷つける国際的な出来事は、ウクライナへの関与に端を発するフランスにとっての危機となるだろう。例えば、もしフランス国民が、今週ウクライナで、非常に公的なやり方で捕らえられたり、人質に取られたりすれば、マクロンの立候補は、彼の政府とフランス国民にとって、そのような屈辱に耐えられないかもしれない。

スプートニク:　あなたの意見では、ルペンの勝利は可能でしょうか?もし彼女が勝てば、2016年から2021年の間に、ドナルド・トランプと同じレベルのフランス支配層からの抵抗に直面するだろうか?
パトリック・バシャム:　ルペンの勝利は確かに可能です。いくつかの情報源から可能な彼女の支持のわずかな上昇は、マクロンの再選のチャンスを深刻に脅かすだろう。マクロンとルペンの間でまだ決まっていない有権者の数は、かなり多い。これらの未決定の有権者が最終的に決心したとき、彼らの決定はマクロンの勝利を快適な勝利に変えることができます。あるいは、ルペンの方向に動いて彼女に勝利を与えることもできます。世論調査のデータを調べると、日曜日にルペンがマクロンを動揺させるには、私の意見では、以下の展開の少なくとも1つが必要です。彼女は議論でマクロンを倒す必要がある。もし彼女が反マクロン派の視聴者の目から見て非常にうまくやれば、棄権を計画している人々の中には、代わりにルペンに投票することに決める人もいるだろう。また、世論調査員がヨーロッパ全土でポピュリスト投票を過小評価し続けていることも思い出す価値があります。数年前、それはブレグジットでした。数週間前、ハンガリーのオルバーン首相の地滑り的勝利とセルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領の圧倒的な再選でした。10日前、メランションの最初の投票集計で、決選投票の座をほぼ獲得した。ルペンのポピュリスト投票も過小評価されているのだろうか?おそらく、そうです。そして、左翼の間での「恥ずかしがり屋のルペン」投票の概念の背後にある真実は何ですか?しばらくの間、メランション支持者の一部は、他の極左有権者とともに、(社会的に受け入れられない)右翼ポピュリスト候補者に投票していると世論調査員に伝えることに消極的だった。もしそのような有権者が相当数で存在するならば、彼らの存在は特にメランションの都市拠点であるパリとマルセイユで、そして決定的に感じられるだろう。

もしルペンが勝利すれば、彼女の大統領職は、特に彼女が成功した在任期間を持つのを妨げようとする政治支配層の願望と努力の点で、多くの点でトランプの大統領を反映しているだろう。トランプのように、彼女は、フランス国内のグローバリスト反対派や、ブリュッセルとワシントンの外部グローバリスト批判者から、あらゆる面で常に攻撃され、反対されるだろう。

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