いよいよ読売新聞も安倍首相を見限ったようです。
読売新聞YOMIURI ONLINEは4月12日午後3時、「『首相案件、柳瀬氏が発言』面会の1人が証言」という見出しをつけて以下のよう配信しました。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180412-OYT1T50101.html
学校法人「加計学園」の愛媛県今治市での獣医学部新設を巡り、県や市の職員らが2015年4月に柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会したとする記録文書に関連し、出席者の一人が読売新聞の取材に、柳瀬氏との面会について「間違いない」と証言し、柳瀬氏から「首相案件」との言葉があったことも認め
た。
柳瀬氏は10日に「記憶の限りでは会っていない」とするコメントを出している。
この出席者によると、15年4月2日に首相官邸で行われた面会には、県と今治市の職員、加計学園の職員らが参加。県職員が作成した記録文書の通り、柳瀬氏から「首相案件」との発言があったとし、「どういう意図でその言葉を使ったかは推し量りかねるが、(獣医学部新設に)前向きだと受け止めた」と
語った。
柳瀬氏が面会を認めていないことについては、「述べる立場にはな
い」と話すにとどめた。
更に、
gendai.ismedia.jpは4月3日、
「渡辺恒雄氏が最近、安倍首相との「対決」を決めたと噂される理由 巨人開幕戦は一緒に観たけど…」(ジャーナリスト 長谷川学)の見出しで次のように配信した。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55106
首相が応援する阪神に負けた開幕戦
3月30日、安倍首相は東京ドームの巨人-阪神開幕戦を観戦した。 森友学園問題や財務省による文書改竄問題で世論の厳しい批判を浴びている安倍首相にとって、久々の息抜きだったはずだ。
首相を招待したのはメディア界のドンで、御年90歳の”ナベツネ”こと渡邉恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆(巨人軍最高顧問)である。
結局、この試合は巨人が1対5で完敗。しかし、スワローズファンと言われれる安倍首相は挨拶に訪れた長嶋茂雄・巨人終身名誉監督に駆け寄って笑顔で会話するなど、終始、友好ムードで観戦を終えた。
和やかな雰囲気で観客席に並んでいた、二人の権力者。だが実は、その心中は試合前から穏やかではなかったらしい。
読売新聞社関係者が明かす。
「実は、渡邉主筆はこの試合の半月ほど前に、読売新聞東京本社で行われた会議の席上で『首相がその気なら全面対決だ』と発言したというのです。
読売社内では『これまでの親安倍から反安倍に路線変更か』と大きな話題になっていました」日テレ社長と安倍首相の「激しい応酬」
この「ナベツネ発言」があったのは、読売新聞東京本社で毎月1回行われる、編集会議の席でのことだという。
この会議には、ナベツネ氏の他、読売新聞の社長や編集幹部らがズラリ顔を揃え、ここで渡邉主筆が述べた意見が、読売新聞グループの編集方針になるとされる。
それにしても、読売新聞と安倍首相は長く蜜月関係にあったはずだ。そんな首相とナベツネ氏の間に、いったい何があったのか。
ナベツネ氏の安倍政権批判の背景には、安倍首相が唱える放送事業見直し問題があるという。
首相が検討しているのは、
(1)政治的公平性を求める放送法4条の撤廃、
(2)インターネットと放送の垣根をなくしインターネット事業者の番組制作参入を容易にする、(3)NHKのインターネット同時配信本格化などだ。
これに対し、読売新聞グループ、つまりナベツネ氏は、首相の見直し案通りになると、偏向報道やフェイクニュースが増大するとともに、NHKの肥大化、ネット事業の拡大により、今以上に民間放送事業の経営が圧迫される、として危機感を強めていた。
そんな中、3月9日に安倍首相は、読売新聞グループである日本テレビの大久保好男社長、粕谷賢之報道解説委員長と、「日テレの迎賓館」と呼ばれる港区の「高輪館」で2時間会食したのだ。読売関係者は、こう語る。
「この会食で、安倍首相は放送法の見直しなどの持論をまくしたて、これに大久保社長らが反論。険悪な雰囲気だったと聞いている」 大久保社長は読売新聞出身。
ナベツネ氏の信頼も厚く、大久保社長が会食での厳しい応酬の模様を、ただちにナベツネ氏に報告したのは確実と思われる。
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