セクハラポスターに非難

内閣府が制作したセクハラのポスターに批判が集中しています。
ちょっと大げさかもしれませんが、これを宇宙の法則から観てみましょう。

ポスターでは「今日の服かわいいね。俺、好みだな。」「痩せてきれいになったんじゃない？」と話しかける男性に対し、イラストの女性が「関係ないでしょ！」「そういうことだけ見てるんですね…」と（心の声か？）答えています。

どうも問題なのは、中央には大きく「これもセクハラ？」の文字があることらしいです。

捉え方によっては「え！これは普通の会話だろう」という男性側の気持ちが観えると言いたいようです。

困った表情をする男性の写真の下にやや小さめのフォントで「セクハラを決めるのは、あなたではない！」「相手や周囲に配慮した言動を！」と書かれています。

言いたいことは、
「セクハラはあなたの判断でなくて言葉を受ける人の気持ちで決まるのですよ」
ということのようです。
もしもそいうことなら、もっとそれを前面に出せば良かったと思います。
出さなかったから、本音は男の視点、と思われるのす。
実際そういう心が隠れていたのでこうなってしまったと思います。

さて見方を変えて、被害者意識のない宇宙の法則からすると「嫌な思いをさせた人に非がある」というのは被害者意識です。
「セクハラはあなたの判断でなくて言葉を受ける人の気持ちで決まるのですよ」との決めつけは乱暴すぎます。

現象はすべて自分の心が引き寄せていますから、そもそも宇宙には「非」も「被害」もないのです。
これは三次元で悪と言われているものですが、善悪は幻想であり宇宙には存在していません。

有るのは経験（学び）だけです。
だから非難してはいけないというのでもないのです。
女性側に面と向かって物言いを言う勇気がないので試されているのかもしれないからです。

しかし嫌な思いをした人は、許せない心が根底にあって、その心を表に出して自分が経験するようにさせられているというのが一般的かもしれません。
或いは前世で男性に生まれて、散々女性にセクハラしていたカルマの償還現象なのかもしれません。

愛は自他一体であり、調和です。
調和は現象を受け入れる心がないと、つまり前向きでないと達成できません。
前向きというのは人の所為にしないで自分の心を観て正して前に進むということです。

嫌だと思ったら、嫌なことを引き寄せているその想いの元を観ないと、いつまで経ってもそんなセクハラ言う人がまとわりついてきます。
職場を変えて逃げたって同じです。そういう人があなたに教えるために役割をもって無意識に近づいてきます。

だから本来は嫌なことを言った人は恩人です。

ポスターの男性、私は知りませんが東さんというらしいです。
皆の嫌な想念を受けざるを得ないですが、犠牲になっていただきました。

学びには常に悪を演じる誰かの犠牲が必要です。

またセクハラを受ける心の原因は人によって様々なので、自分でそれを解明しないといけません。
「私はそういう表現をされることは好きではありません」と、ハッキリと告げる勇気がないために起きているかもしれません。
同時にセクハラを言って非難される側も、自分の心の思いやりのなさの氣づき、学びとして、反論されて当然の場合もあります。
全てにおいて、問題は相手にあるのではなくて自分にあります。

宇宙の法則は単純でありますが、真理（教えの形）は人の数だけあるので複雑でもあります。