貴ノ岩が暴行、付け人制度廃止の勧め

元貴乃花部屋の貴ノ岩関が忘れ物の言い訳をした付け人を座らせたまま４-５発殴るという暴行をしました。

その前の今年3月には、やはり元貴乃花部屋の十両貴公俊（たかよしとし）関が支度部屋で付け人の力士を殴る暴行をはたらきました。
いま考えると、これがなかったら貴ノ花は降格せず、部屋も消滅しなかったという重要な事件でした。

そしてその前の年には貴ノ岩が元横綱の日馬富士関から暴行を受けました。

ですから、なんで？　と誰もが思います。
だから下記のような記事の見出しになり、呆れます。

貴ノ岩こそ暴力の「痛み」に敏感ではなかったか

 被害者が一転…浄化されぬ暴力　貴ノ岩関暴行

しかし日本相撲協会の第三者委員会の面談と電話による調査によると、900人いる力士の内、暴行を受けた経験のある力士は、昨年は５%にも及んでいることが判っています。
40-50人です。これだけ膿が溜まっているので出てくるのです。
入門４-５年で暴行を加えた力士は、何と半数に及びます。
https://www.daily.co.jp/general/2018/10/19/0011745537.shtml

貴公俊のときもそうですが、度重なるスポーツ界の不祥事で、暴力を起こされて訴えている組織や人間が暴力を起こすのは考えられない、というような話が絶えませんが、心の中に膿が沢山あるので無くすのは大変なのです。
それと角界の集合意識もあるのでしょうか？

いずれにしても、仮に目に見える秩序や習慣に暴行を生んでいる原因の一部があるとして、付け人のような上下関係を無くすという英断までしないと直らないでしょう。
今はウォシュレットもあることだし（大便後、太った相撲取りは自分の尻の穴に手が届かず、付け人に拭かせていた）。
上下関係を手放さない心の多くは、一種の利権であり、欲です。

帝京大学ラグビープの岩出雅之監督は先輩後輩の上下関係を無くすなど、今まで誰も為さなかった秩序の導入で大学ラグビー９連覇を成し遂げました。
その理由の一つに、掃除、グランドの整備、食事の用意などは心にゆとりのない一年生にさせないというのがありました。
技術、体力が未熟なのですから、思う存分練習のできる環境を与えたのです。
若い付け人も同じではないでしょうか。

岩出雅之監督　ラジオ出演

改革改革と言っていた元貴乃花親方は、そういう悪しき伝統こそ、改革すべきだったと思います。

また或る意味、貴乃花部屋の場合には同じカルマをもった魂が集まっているのかもしれませんね。
だとすると、貴乃花部屋の魂たちは知っていて、皆の洗心のために犠牲になっているのかも知れません。

貴ノ岩の暴行は常習性があったという話が出始めて（報知新聞）、今後も出ると思います。
つまれ、やはりカルマの影響がありますね。

同じようなことが煽り運転にも言えると思います。
これだけ煽り運転が批判されているのに世の中では煽り運転が止まりません。

よく、ハンドルを握ると性格が変わるというようなことが言われます。
これは自分も含めてドライバーの方は少なからずある程度認めることとと思います。

これが何故かは解りませんが、少なくとも心の中にないもの、普段自分に備わっていないものが外に出るということはありません。
こういったもの（吾を忘れる）は霊的な憑依現象の場合が多いと思いますが、自分の中にそんなエネルギーと繋がるものがあるということは間違いないことです。
ハンドルを持つと性格が変わるのではなくて、そんな性格が隠れているのです。
自分の中に原因（理由）がない現象、というのはありません。

東名高速で煽り運転が原因で夫婦を死に至らしめた石橋容疑者が、公判で検事たちからの質問に「わかりません」と答えている事柄が多いのも、憑依されているので当たり前だと思います。

その原因の多くが「邪な感情」にあると思います。
そういった邪と繋がる感情を過去にも持っていて今生まで引きずり、前生・今世で様々なトラブルを侵して来た筈です。

それは貴ノ花、日馬富士、貴ノ岩、貴公俊にも言えますし、石橋容疑者やいま煽り運転をしている多くのドライバーにも言えることだと思います。
もっと言うと、煽り運転をされる側にもカルマなどの原因があるのです。
すべてに於いてカルマが絡んでいるから皆これだけ大きな苦しみを味わっている訳です。

ハロインの日に渋谷で軽トラックを横転させた人たちの一部が逮捕されましたが、これも同じだと思います。

検察が逮捕された者の写真と名前を公表しましたが、これは一種の見せしめの意味もあると思いますが、同時にこういったことはすべてユートピアに向けて自分の心の中にある邪のものに氣づくための経験を宇宙からさせられていると思います。
ユートピアを目前にして、誰もが今、自分の心を観なさいと促されていると考えた方が良いと思います。
相撲も、他のスポーツも、煽り運転も、心を観ないから氣づかない、だから直らないで懲りない人たちになっています。

そういうふうに現実を見ることで悲観せずに「前向きに生きる」ことへと繋がるのです。
原因が自分にあると認めないと " 運が悪い " で終わってしまいます。
紙も仏もあるものか、で終わってしまいます。
自分の心を見詰めて心を洗わないと素直になれず、このことは認められません。

心を洗うことは「洗心」といいます。よく神社で見かけます。

洗心は心を洗うことですが、これが魂を磨くことに繋がります。
洗うのは心、磨くのは魂です。

そしてすべての現象は自分が創造していることを認めないと、自分の行為に後悔だけが残ります。
これを宇宙の法則として知っている私も、感情があるので後悔することが多いですが、本来は後悔するようなことは私たちは一切起こしていません。
しかし知識すらないと、良い経験をさせていただいたという感謝が湧くことは一切なく、また同じような経験を繰り返すことになるのです。