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日本の使命17 (曖昧さ)

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下記の記事は、2004年に「宇宙の理」3月号に書いた「日本の使命」で、少しだけ加筆等しています。
「日本人と神との関係」について書いています。

今から15年前の原稿ですが、このころ既にデフレになっていて2019年の悲惨な社会へと歩んでいます。
まだ日本がGDPで中国を抑えて世界第2位の時代です。
ただ、まだ社会は昭和の勢いの貯金があり、日本人の心も残っていて現象化していなかったようです。


全体が観れる(調和する)ほどに目標や規制は曖昧になる


 正しき立場というものはひとつの役割です。役割とは全体の中で自分がどう貢献できるかという使命です。 それなので、その役割を無視して自分勝手に生きることは正しき生命活動(役割の体現)には結び付かないでしょう。

組織の調和自体もこの役割を核に為されることが多いと考えるからです。それと生命活動には進化成長も含みます。しかしその中で何かを行うときには、規定や方針は曖昧であるほうが最終的に成功に導かれることが多い場合も多いのです。 調和度が低いほどに規制や方針が必要になります。

 規定や方針は具現化すればするほどに明確にはなりますが、それでは行動範囲や行為そのものを小さく限定するということになってしまいます。 元々私たちは自分の使命や役割というものを、形として、言葉として、概念としてなかなか明確に持つことは不可能です。生意気なことを綴っている私だって、自分の使命を明確に知っているわけではありません。

 天と共にユートピアを建設する方法を考え、その実行計画に携わっている、という立場の理解は明確にありますが、具体的に何をしたらいいかを解かって行動しているわけではありません。 多分、それは具現化できるほどに単純ではなく、まだ自分が関わりあっていないご縁ある人や事象(社会情勢や自然界の動きまで)と複雑に絡み合っていて、それを繊細に感じながら判断し、大胆に行動するという姿勢が大切になると思います。ですからできるだけ自分に規制を張らずにいることも大切になるのです。

 このことが事実でなければ、無意識とは言え、世界に類を見ないほど曖昧に目的もなく生きてきた日本民族が、戦後の焼け野原からあっと言う間に世界第二の経済大国(2004年当時)と成り、先進国ではもっとも貧富の差のない社会を作った理由(わけ)は説明できません。

自分と他を関連付ける社会

 世界の多くの国はヒエラルキーの命令形態で秩序が構築されていますが、日本は現場主義で事が運びます。これは、日本人はお互いの信頼関係が強いために権限の委譲がなされる場合が多く、全体が経営に参加しながら事を成就しやすいということだと思います(この日本の良き慣習もアメリカの意識介入で変化が起きています)。

 このように日本人はその勤勉さも手伝って、世界から見れば奇跡と見える戦後の復興と高度成長を、省エネ共同創造を通じて実現してきたのです。 これは世界を手本にしてきたのでは100%出来なかったことであり、日本民族だから成し得たことなのです。

 しかし日本には今、西欧のエネルギーが入り込み、世界がグローバル化するほどにエゴの個人主義が蔓延する結果となってきました。 個人主義は、自分に降り掛かる出来事を自分だけの原因にせず、常に他との関わりにおいて現れているという思いやりの心がないと、正しく作動しないのです。 個人主義は、個々が自分の役割を正しく捉えて演じるものであればエゴとはならず、大いに歓迎されるべきものなのです。

 規定と方針は、常に他との関連付けによって動き変化するもので、日本語の受身の特性や、主語や述語をことごとく省いて話したり文書を綴ったりするという曖昧さの点に、物事の主体を決め付けずに共に受け入れようとする思いやりの姿勢がよく表れています。そのためにも初めは他人と距離を置いて、全体的な関連付けを探りながら、お互いが徐々に歩み寄るという日本の交流方式は大いに意味があるのです。

 日本人があまねく物事を主体側から捉えずに全体の出来事として捉える傾向があることの例として、社会的犯罪が起きても、それを犯人単独の犯罪とせずに、そういう犯罪を生む社会制度や教育というものをトータルに意識し、決して犯人1人に罪を押し付けないという傾向があります。 これは外交においても同じで、韓国や北朝鮮とは逆に、太平洋戦争でのアメリカの大空襲や原爆投下に対しても決してそれを糾弾しないのは、そういう習性から来ている部分もあると考えていいでしよう。

 無意識に、社会現象はすべて私たち一人ひとりと無関係には存在していないという思考空間を持っています。 一方で言葉や態度で自分の主体を前面に出さないと、世界から見れば日本人とは何を考えているのか分からないと言われ、日本人とは何と不気味な民族なんだと言われてします。互いが行間を読み合いながら、気がついたら何となく調和してしまうという創造の仕方は、日本人には可能でも世界には通じないのが現実だからです。  この日本の現実の創造の仕方をどう世界に伝えていくかが、これからの日本の課題かも知れません。

次回は、スキン湿布をする民族としない民族について書いてみます。

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