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副交感神経の活性化法

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11月24日加筆しています。

本日、雑誌の記事を書いていまして、昨日の記事の続きのような文書を一部書きましたので、少し内容を変えて書いてみます。

書きながら自律神経について新しい発見をしました。
後半に書いています。
冷水と温水の入り方において「血行」や「新陳代謝」の話しは多いものの、私のような自律神経の記述はありませんが、私の発見は正しいものと思います。

DNA研究医学界で著名なカリフォルニア大学名誉教授のマイロン・ポリコープ博士放射線分子生物学の創設者ルードビッヒ・ファイネンデーゲン博士(ドイツユーリッヒ研究所長)の2人が共同研究して1996年に論文を発表しました。

「ヒトの細胞は活性酸素との戦いで、1個の細胞あたり毎日100万件のDNA修復活動を行っていて、活性酸素との戦いは自然放射線の10万倍のレベルで為される」というものでした。

それでこの修正作業とはどのようなものかということと、それ以前の予防について書いてみます。

幾重にも重なる予防力

修復能力のことを免疫力というのですが、人の体には段階的に幾重にも病気を予防する免疫力が備わっています。

人間の体は
1) 活性酸素が発生することを予め承知して、DNAを活性酸素の発生地から離れたところに設計するなど、それに対するための予防手段をとっています。
人間の肉体自体の設計図に塩基配列されているものと思われます。

それでも異常が発生すると 
2) 活性酸素を消去する物質を発生・動員させます。ビタミンC、E、SODなどの酵素を動員することで活性酸素を処理します。

それでもなお、細胞やDNAが傷つけられた場合、
3) それを修繕するという機能が働きます。
それでもまだ、酵素などで修正できなかったDNAも存在します。

DNAが修復できないまま残るとその細胞はどうなるでしょうか? 
それがガン細胞へと発展していく、と多くの方は考えるでしょう。
しかしまだ、健康被害には至らないのが普通なのです。
細胞のガン化という現象が起きても、それがガンの肥大化(分裂)という過程はとらないのです。
この細胞のガン化は日常、健康な人でも一日に3000から5000といわれています。
人は自然放射線の10万倍の活性酸素を作り出していますが、ストレスが大きかったり、喫煙、アルコール量が多かったりすることによって、それが細胞分裂時にDNA配列ミスを呼び、自然放射線被曝時の20万倍の活性酸素生産になるかもしれません。

細胞が死んでガン化するという人体の日常の出来事に対して体内では、
4) 「アポトーシス」という免疫システムが働きだすのです。
アポトーシスとは細胞死です。
それも能動的な死、細胞の自殺です。このように私たちの体は、幾重にも予防線が張られているのです。

この免疫システムを強化する生き方こそが大切になります。

まだ仮説の話しですが、
低線量放射線被曝によるホルミシス効果を簡単に考えてみます。
それは刺激によって免疫力は上がるということです。
非常に高温の熱などの活動電位の刺激を人に加えた場合、シナプスから神経伝達物質が放出され、脳に伝達されます。
それがAデルタと呼ばれる秒速50メートルから80メートルにも及ぶ神経伝達線維の場合、交感神経を活性化させるだけでなく、眠っていた副交感神経を呼び起こすという現象が起きます。

自律神経の調和という健康の大元が達成されるのです。

痛い! という頭痛や歯痛などのC繊維による鈍痛の、遅い情報伝達が続くとそれがストレスとなって益々交感神経優位になりますが、瞬時の熱の痛感はその後の心地よい注熱技法次第で眠っていた副交感神経に仕事があったことを思い出させる現象を作ります。
これは私がいま学んでいる三井式温熱療法の講義で学びました。
三井式温熱療法は、この治療過程を強力に推し進めます。

三井温熱療法に比べ効果はゆっくりですが、水風呂と暖かい温浴の入浴を繰り返し行うことが体に良い、というのと同じ原理です。

と言いましても、私が今 「あっ! そうか」 と気付いたのですが。(笑)

水風呂が交感神経を刺激し、眠っていた副交感神経をも呼び起こします。
更に温かい湯船が副交感神経の活動を維持させることで健康を作るのです。

ですから熱い湯船ではなくて温かい湯船でなければならず、
温かい湯船を起点にするのではなく、出来るだけ冷たい水風呂を起点として繰り返し、

最後は、気持ちの良いお湯で終わる ことが肝心要なのです。

尚、人間が熱いと感じる閾値(いきち・しきいち)があり、43度が平均です。
これは全てのガンが死ぬ温度(正確には42.6度)でもありす。
閾値は人によって差がありますが、温浴は42度以内が原則になります。
それ以上だとストレスになり、却って交感神経を上げてしまいます。
(体内を43度にしてガン細胞を死滅させることは一般の療法ではまず不可能)

これが免疫力を高める科学であり、病気を治すコツなのです。

また注熱は熱いものでなくても、ヒートショックプロテイン(HSP)を作り出して健康を促進します。
(ショックとあるのはストレスのことです)
ガン細胞などを43度で直接殺すより、HSP入浴法などで無理なく免疫力を上げることができます。

放射線の場合 には熱は感じませんが、DNAに付いた傷を修復する過程で何らかの免疫力活性化の刺激が起きていると考えられます。
特に放射線によるDNAの損傷は「二本鎖切断」が多く修復が難しいのですが、発生数そのものが少ないので大事に至らないのです。

私の推測では、
それどころかこの刺激がミトコンドリアを活性化させホルミシス効果というものを生んでいるのだと思います。

何故ならば人体の発電所である 「ミトコンドリア がエネルギーを作る際に常に放射線を必要としている」 という事実があるからです。

放射線を適度に浴びることでミトコンドリアは活性化し、論理的には体温も上昇することになります。
これひとつとっても、放射線は微量でも健康に害をもたらすという説がまったく的外れであることが分かります。

放射線が少ないとミトコンドリアが働かないということで、人間は放射線が無ければ生きていけないのです。

思うところがあったら Clickしてね。。。


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