日本の使命22（愛について2）

下記の記事は、2004年に「宇宙の理」6月号に書いた「日本の使命」で、少しだけ加筆等しています。「日本人と神との関係」について書いています。日本の使命21の続きです。あくまで2004年の時代背景です。

こだわりからの離陸（136）日本の使命⑱-2（日本人と神との関係）

愛について

世界でたった一つだけの花

　他人と自分が違うことは明白です。ＳＭＡＰの歌の「世界に一つだけの花」ではありませんが、私たちは一人ひとりが世界でたった一つだけの存在なのですから、自分と他人の違うのは当たり前のことなのです。

しかしこの歌では一人ひとりは違うのは当たり前なのだから、同じ次元で張り合ったり、一番になろうとしたりして競争するのは止めよう、人と自分の優劣を比べるのも止めよう、そんなことは気にするなと言います。ＳＭＡＰのメンバーはじめ、この歌をカラオケで歌っている人のほとんども、この歌の意味の重大性に気付いていないで歌っているのでしょうが、まったくこの歌は真実の言葉なのです。

　せっかく素晴らしい歌詞の歌が世に出てヒットし、カラオケで歌われる曲No.1となったというのに、歌詞が話題になったとは聞いたことがありません。しかしこの歌詞の重大性に気付くことのできる人もきっといるはずです。そういう輪を広げたいものです。せめて私たちだけでも積極的に話題にしたいものです。

世界に一つだけの花

♪ 花屋の店先に並んだ　いろいろな花を見ていた

人それぞれ好みはあるけど　どれもみんなきれいだね

この中で誰が一番だなんて　争うこともしないで

バケツのなか誇らしげに　しゃんと胸を張っている

それなのにぼくら人間は　どうしてこうも比べたがる？

一人ひとり違うのにその中で　一番になりたがる？

そうさ　僕らは世界にひとつだけの花

一人ひとり違う種をもつ

その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい

････（略）････

小さい花や大きな花

ひとつとして同じものはないからNo.１にならなくてもいい

もともと特別なｏｎｌｙ　ｏｎｅ ♪♪♪

作詞／作曲　槙原敬之　

この歌を作詞作曲した槇原敬之氏はスピリチャルに造詣が深いです。https://blog.goo.ne.jp/tobira2002/c/b03b1ae3421c8639dc8b7830f930252f

争うことは何もない

　まったく私たちが争うことは、右手の小指と左足の小指とが争うものなのです。一つの目的の元で、役割が異なるだけなのですから争うことは何もないのです。

　勉強ができるとか、足が速いとか、私たちがより進化させようと争っていることは本来、すべて争う次元のものではありません。そういうことは自分の役割を支援する才能であって、自分が善き奉仕の人生を送るために自分にとって必要なことです。自分の中で起こっていることです。

　私たちは一人ひとり異なった奉仕の役割があります。自分の役割を果たすこと、つまり自分を最大限に生きること、それが奉仕です。

私たちの肉体にたとえても、脳を神とすると、脳には脳の役割があり、足の指には足の指の役割があります。この肉体という物理次元では脳と五体はすべて繋がっていて*命令系統も一貫しています。

*命令の「令」には集合という意味がある。

命令とは元来、命（意思、意識）あるものの集合であり、決して強制を意味しているものではないのてです。
至上の命令とは本来、個の一体化現象と言えよう。

これを形而上で観ると、私たちが役割を遂行できずに争ってしまうのは、私たちが神と霊的に直接繋がっていないからということができます。換言すれば（ちょっと説明がいりますが）霊的には脳と指は同じ神であると解釈することができるのです（何故かはもうすぐに記述します）。同じように、本来私たちは神そのものであって、それを未だに思い出していないとも言えるのです。自分は神ではない、と思っている内は神を演じることはできないのです。

　これ（私は神）については誤解している人がいるようですが、自分は現在意識だと思っていてはもちろんのこと、自分の本体は創造神から分れた魂だとしている場合でも事は同じです。「私は神」が理解できません。

神は神であって、所詮人間は神には成れないという教えがあるとすれば、それはまだ人間が「私は神」を理解できない、神を知らない、神を思い出せない、神聖を発揮できない時点での、「純粋な神」からの教えです。現在意識と潜在意識としての人間は確かに神ではありませんが、人間は神との合体で、命を共にしています。

　いま、思い出さねばなりません。私は神であることを、そして私は愛であることを、これより徐々に思い出して行きたいと思います。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします！