米国大統領選の行方②

２０１８年９月１２日トランプ大統領は、既にアメリカの選挙に介入した外国人に制裁を科すことを可能にする大統領令に署名していました。

OGPイメージ

米、外国の選挙介入に制裁へトランプ氏が大統領令署名

【9月13日 AFP】ドナルド・トランプ（Donald Trump）米大統領は12日、米国の選挙に介入した外国人に制裁を科すことを可能にする...

これは何を意味しているでしょうか？
中国がアメリカの選挙に介入するということを知っていたのでしょうか？

軍の出動をいつも渋っているエスパー国防長官を解任し、後任に国家テロ対策センターのミラー所長を長官代行として据えました。

12月12日にワシントンDCでトランプ大統領を支援する「March for Tramp」という集会がありました。
既にこのブログでも紹介しましたが、この集会は数万人の人が集まり、「STOP THE STEAL」などの旗を掲げて行進などしました。

上空にトランプ大統領を乗せたヘリコプターが飛び、その後にヘリコプターはホバリング（空中停止）をしてトランプ大統領が集まった人々に挨拶をしました。

その後、陸海軍士官学校のアメリカンフットボールの観戦に向かいましたが、同行したのが国防長官のミラー氏でした。
米軍No１の大統領とNo２の国防長官が陸海軍の試合に訪れるのは普通に分かります。
しかしもう一人同行していました。その人はＣＩＡ長官の上に位置する国家情報長官（情報機関を統する閣僚級の高官）のラトクリフ氏でした。
この人は軍隊とは直接関係ないので意味不明にも思えます。

しかし意味不明なことをトランプ大統領は致しません。トランプ大統領は人に猶予を与えて示唆を出す、ということを良くしています。人を解任する場合でもそうです。今回の動向も示唆があると私は感じました。ラトクリフ氏は自分のツイッターのバックグラウンドに搭乗するヘリコプターを背景とした自分の写真を置いていました。
大統領令の発動にはラトクリフ情報長官のレポートに米国の選挙に外国が関与と記されていることが必要なのです。

そして普段はメディアに出ることのない情報長官ですが、12月初旬から中旬にかけてテレビやラジオなどのマスコミに多く出演していました。そして盛んに今回の選挙に中国共産党の介入があったとの発言を多くしました。
これは冒頭に書いた2018年にトランプ大統領が外国勢力が米国憲法に関与、介入したときに行使するものとして制定された大統領令の行使を示唆していると思います。

それとバー司法長官が辞任しました。
解任ではなく辞任というところがミソです。
あれだけ仕事をしなかったのですから、普通は解任だと思いますが、司法取引でいろいろと白状したのではないでしょうか。
バー司法長官の後任にはジェフ・ローゼン氏でローゼン氏の後任には副長官だったリチャード・ドノヒュー氏が職を引き継ぎます。ドノヒュー氏は優秀な軍人でありましたが、また弁護士でもあります。それで陸軍の弁護士・判事などの務めました。

そして何かと話題のシドニー・パウエル弁護士は先日、軍事弁護士として登録を終えました。

つまり、物事が軍法会議の布石として進んでいるのです。
「緊急事態宣言」「戒厳令」「大統領令」が出される可能性が出ない可能性を超えたと私は観ます。

ハスペルＣＩＡ長官はフランクフルトで銃撃戦で撃たれ負傷したとされていますが、グァンタナモ基地収容所に収監されていると噂されています。
またＦＢＩ長官も行方不明です。

大統領令の発動は今月１８日（日本時間１９日）に国家情報長官のラトクリフ氏が選挙に外国（中国）の介入の関与があったとするレポートを提出すると思いますので、仮に大統領令が発動して軍が一斉に動いても、その動きは早くても日本時間の来週１９日（火曜日）以降になると思います。

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