日本人には分からない日本の良さ

今日は一昨日のHEAVENESEについての記事「エデンの園は日本にあった」の続きです。

この番組の最後はいつもクライマックスストーリーで終わります。
日本文化を飾った人々の話が中心です。
今回は人というよりも日本を称賛する外国人の話でした。
NEW‼️『帝国の終焉エデンの園は日本にあった』HEAVENESE Style 2021.3.21号

これを観ていて渡辺京二氏の「逝きし世の面影」を粗々と読んでみました。

そしたらP56に鉛筆で自分がメモを書き込んでいたのがありました。こう書いてありました。

「日本文化が持っている宝物は、異邦人にしか分からない。そして日本人は外国の偽宝物を真宝と感じてしまった」と。

そのとき思い出したのが、やはり私のブログ記事で紹介した「日本語の魔法」でのアリシア・フォードさんの記事です。

OGPイメージ

日本語の魔法 - 真実の扉

今日は日本在住のロシア人の女性のYouTubeを紹介します。日本人だと当たり前で気づかないことを語られています。内容を要約します。番組へのリ...

日本語の魔法 - 真実の扉

何度も書いていることですが、私たちは一極の世界の中のみで生きていると、「その他」を知ることが出来ません。
陰と陽、表と裏、光と影、自由と不自由、善と悪。
そして愛のある社会と愛のない社会などです。

いずれもどちらかが実在でどちらかが幻想です。

例えば自由と不自由。
私たちの前に初めにあったのは自由ではなくて不自由です。

私たちの社会に自由しかなければ自由という概念はそもそも存在していません。
不自由を経験させていただいたお陰で、自由を知りました。
これが三次元に生きている人間の学びであり、修行です。
ユートピアとしいう愛に溢れた社会を実現するには愛のない社会を経験する必要がありました。

HEAVENESEの今回のエデンの園での話は、平和が当たり前だった幕末から明治初期に訪れた外国人たちがユートピアに最も近い国の秩序と文化を観て、両面を知ることになりましたが、日本人にとっては或る意味、平和側の一極なので当たり前のことだったわけです。
そして西洋文化という毒リンゴを食べたことで二極を知り今に至っています。
日本にとって問題なのは元々日本にあった日本固有とも言って過言でない「調和」を忘れてしまっていることです。
この調和を取り戻すことが、世界のひな型としてある地球の中心の日本の真の使命です。

禁断の実がくれたもの - 真実の扉という昔の記事にエデンの園で何故、アダムとイブはリンゴを食したのかという記事を書きましたが、それを説明しています。
いま読むと理屈っぽいですね。

「アダムとイブがリンゴという禁断の実を食して以降、人類は進化の荒波の中に置かれました。
（中略）しかしそれは分断の剣でもあったために、それを補完するために同時に愛も与えられました。
それまでは、動物と同じ本能という神の愛の制御の領域では、人間は愛を持つ必要がありませんでした。
それまでの人間は自己判断という新たな進化の可能性が閉ざされていたのです。
禁断のリンゴを食したことは愛と判断力を育む苦難の旅の始まりとしての儀式でもあったのです」

アダムとイブの物語は実際にあったことではなくて、比喩なのですが、イエスが質問に対して直接答えを出すことなく、常に比喩で回答していたのも比喩を理解することが大切だからです。
真理は真理のまま五感で受けることはできません。
「真理はこれが真理だ」と言ったときに真理ではなくなります。

比喩を真理に還元しないと真理は姿を現しません。
ひな型としての日本の形も同じです。
普通の人は気づかないようにできています。

アダムとイブの比喩も、これを現実として「人間は馬鹿なことをしてしまったものだ」と捉えるのではなく、真意を理解することが大切になります。

いま日本が置かれている様々な不幸も学びなのですが、早く気付いて欲しいものです。
そうでないともっともっと日本は不幸になります。
心の底から真理を求める状況になるまで、不幸になって行きます。