ウクライナ再考

さて、今はロシアのウクライナ侵攻で世界はロシアのプーチン大統領を悪者にしています。
確かに戦争を始めたのはロシア側ですが、これを機にいろいろと調べてみるとそう簡単には言えないようです。

私自身がプーチンを非道な独裁者と決めつけていませんので調べる気が起きるのです。
ＫＧＢという或る意味公的に殺しを認められている人であったこともあり非道だと言われることもあると思います。

しかし前々回の米大統領選でトランプを応援し、トランプが大統領のときは戦争も起こしていません。
トランプが起こさせなかったこともありますが…　ロシアが動くのは民主党のときでした。
今回もバイデン民主党政権が侵攻を煽りました。

ロシアがウクライナに侵攻しても武力は使わないと態々言ったり、大使館員を帰国させました。
これは、侵攻してください、と言うのと同じです。

以前紹介したプーチン大統領の演説からは悪人のエネルギーは流れていません。
それどころか欧米がキャンセルカルチャーで自国の文化を壊そうとしている様を嘆いています。

「ハリウッドで、ストーリーの記述や映画では、肌の色や性別の割合がどれ位あるべきかが決められています。
これはソビエト中央委員会の宣伝部よりも悪いです。
反人種差別は必要かつ気高いミッションですが、しかし新しいキャンセルカルチャーは、それを逆差別にした。
つまり、逆人種差別に変えました。本当の公民権の為に闘っている勇者は差別をなくし、肌の色で人を分ける事を無くそうとした時、人種に対する必要以上の強調は人々を更に分断しています」
プーチンの演説から。

至極まともで、品のある演説となっています。

それと今日、チャンネル桜の討論をみてなるほどと思いました。
古森義久氏（産経新聞ワシントン駐在客員特派員）が一番ロシアに厳しかったですが、元陸上自衛隊の総督をしていた用田和仁氏と元陸上自衛隊小平学校副校長の矢野義昭氏はロシアに同情的なところがありました。
ドイツ在住で作家の川口マーン惠美氏はテレ東ＢＩＺで放映した在日ロシア大使のインタビューを見て、ほとんど他では聞けない内容で考え深かったようです。この番組は用田氏も見ています。
私も後で見ましたが（後にリンク）ロシアの苦悩が語られていたと観じました。ウクライナによる東部へのジェノサイドが7年も続いていて、その犠牲者について具体的に語ります。

ロシア、ウクライナの間で交わされたミンクス合意を守らないことにも触れていて業を煮やしたようです。

OGPイメージ

ミンスク合意はもう存在しない　プーチン大統領

22日の記者会見でプーチン大統領は、「ロシアは終始ミンスク合意の実現に関心を払ってきた。なぜなら合意文書は譲り合いの結果だったからだ」と語っ...

Sputnik 日本

ロシアはロシアで戦争にならないような努力はそれなりにしていたことが語られました。

またロシアと中国は考え方が近いと言ったのには釈然としませんが、ロシア大使の語りは誠実のエネルギーが流れていて良きイメージが残りました。
川口さんも要田さんも同じエネルギーを感じたようです。

基本的にチャンネル桜というチャンネルは保守チャンネルですので反ロシアの筈なのに意外でした。
目から鱗の部分がありました。

【緊急特番】ロシアのウクライナ侵攻と安全保障[桜R4/2/25]

ロシア軍の実力行使にまでエスカレートしたウクライナ情勢を受け、緊急特番をお送りします。パネリスト：　川口マーン惠美（作家）※スカイプ出...

youtube#video

古森さんここから
https://www.youtube.com/watch?v=NNl9eCd3joE&t=304s

矢野さんここから
https://www.youtube.com/watch?v=NNl9eCd3joE&t=766s

用田さんここから
https://www.youtube.com/watch?v=NNl9eCd3joE&t=1358s

川口さんここから
https://youtu.be/NNl9eCd3joE?t=2365

ここまで読むと、下記で駐日ロシア大使が言っていることが決して出まかせではないことが分かります。

どこも報道していないので知り様がないことを語っています。
ウクライナ人によるドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の人たちへの虐殺です。
それが７年続いていた。
一般の人の死者が５０００人
負傷者８０００人
身体障碍者１６００人です。

前出の川口さんによるとプーチンはそれを言っているのですが、どこも記事にしないようですね。