野茂英雄の心の純粋さ

今日はドリーム酵素の発売記念の講演会に行ってきました。
実に面白い話を聞きました。ドリーム酵素、素晴らしいです。
ただ今日は、この記事ともう一つ記事を書きたいので、それは明日また書きます。

「心の純粋さ」というのは、善悪の問題ではありません。
どんなに反発を受けても、魂の想いの通りに強く前に進んで生きることができるか、ということです。

平成が終わるにあたって、この30年で起きた出来事を新証言や新資料で事実を掘り下げて平成の時代を見詰めていくという「ＮＨＫスペシャル（平成史スクープドキュメント）」の新番組が2019年4月まで月1本の予定で始まりました。

第一回は1995年に近鉄バッファローズからロサンゼルス・ドジャースに移籍した野茂英雄投手の特集でした。
本日の夜中に再放送されたのを録画して今朝、観ました。

まだ消されずに Youtube にその放送が60分残っています。

野茂特集のＮＨＫスペシャルはこちらにもあります。
１９９５年放送とありますが、２００６年以後に１９９５年の放送を紹介したものです。

今回初めて分かったことは、野茂選手は近鉄を任意引退して近鉄と交渉していたことです。
もしもこれで自分の野球人生が終わっても構わないと思って交渉したそうです。

交渉過程は Youtube を観て欲しいのですが、
初めての日本人大リーガーは村上雅正則選手ですが、村上選手は大リーガーになってから名が知れた選手です。
その後に次々と大リーグに挑戦する選手が増えました。

初めの一歩に使うエネルギーの大きさ。
常識破りに浴びせられる非難の声の中、自分の魂の声を信じて無心で進んでいるエネルギーが伝わってきました。

野茂選手は近鉄というか日本プロ野球のバリバリのエースだったので1995年は大変な騒ぎになったのを覚えています。
日米通算２０１勝１５５敗　３１２２奪三振。すざましい記録です。

しかし、

「わがままだ」（鈴木啓二：近鉄バッファローズ監督：当時）
「野茂は通用しない」「大リーグは甘くない」（近藤昭仁：横浜ベイスターズ監督：当時）
「何が大リーグや、野茂よなめたらあかん」
「力の差なお・・・　夢だけで通用せず」

マスコミとプロ野球界からのバッシング
メジャー挑戦を表明した野茂を待っていたのは、応援ではなくバッシングだった。
新聞や球団、プロ野球OBなどから「態度が悪い」「既に肩は壊れてる」「メジャーで通用するわけがない」「すぐに逃げて帰ってくる」「勘違いで自意識過剰」「生意気」などと散々に批判されることに。
Read more: https://www.excite.co.jp/News/90s/20151218/E1450316427617.html?_p=2#ixzz5VBJUzHUW

新しいことでなくても、一般的な常識や、自分の価値観と違うことをしようとする人を非難することは今でもどこでも行われています。
上の記事でも当時の鈴木監督との軋轢が示されています。
今では正しい誰もがしているトレーニングを許しませんでした。
それが逆に大リーク入りに繋がったので良かったとも取れます。

この番組を見て、常識破りを批判する声に対して、魂の声に純粋に、強く正しく生きることの大切さをまた学びました。

このＮＨＫスペシャルは引退した歌手・安室奈美恵さんと、小室哲哉さんにスポットをあてた回もあるとか？