安倍首相は「トリクルダウン仮説」といって、「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちる（トリクルダウンする）」と信じてアベノミクスを進めました。
ところが、このトリクルダウンが大失敗です。
http://tanakahidetomi.hatenablog.com/entry/20170729/p1
株価が上がっても、大企業は内部留保を溜めていて給料を上げません。
設備投資もせず、物価が上がります。
給料が上がって物価が上がるのが正しいインフレですが、給料が上がらずに物価だけが上がるというのが現状です。
まずは小麦粉が…2019年春の値上げラッシュが家計を直撃する
昨日もそんな記事を書きましたが、今日のＭＡＧ2ＮＥＷＳに下記の関連記事が来たので紹介します。
こういうことをマスコミは記事にしたり放映したりしないので、私たちは何となく感じている程度ですが、日本だけが異常なのです。
前号「なぜ日本のサラリーマンの年収はいつまで経っても低いままなのか」では、この20年でサラリーマン（勤労者）の平均賃金が下がり続けているのは、先進国ではほぼ日本だけということをご紹介しました。
前号と重複しますがOECDの統計によると、この20年間、先進国はどこの国も、給料は上がっています。EUやアメリカでは、20年前に比べて平均収入が30ポイント以上も上がっています。日本だけが20ポイントも給料が下がっているのです。つまり、日本は欧米と比べれば、差し引き50ポイントも給料が低いことになるのです。これは、別に私一人の研究で導き出したようなものではなく、国税庁などの公的なデータを見れば、誰にでも確認できることです。この事実関係について、争う人は誰もいないと思われます。
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ともかく、この国の政治・経済は世界の中で異常であって、政治家も経済人も落第生なんです。それをしっかり知って流布しましょう。
そんな人たちに任せていたのは私たち国民であり、彼らは私たちの心の鏡であることも肝に銘じて世の中を変えていきましょう。
自分の心を確りと観ること、そこからしか進化は始まりません。
【 今の日本がやらなければならないのは、「高度成長期のような経済成長を目指すこと」ではなく、「景気が悪くてもそれなりにやっていける社会」をつくることなのです。欧米の社会は、かなり前からその構築をしてきています。日本だけが、景気が悪くなるとたちまち路頭に迷う国民が出てきて、自殺率も跳ね上がるというような状況なのです。これだけ、世界中から金を集めているのに（本当は日本は世界一の金持ち=とびら）、経済的な理由で家庭をもてなかったり、経済的理由で二人目の子供を諦めたり、経済的な理由で自殺する人がたくさんいるというようのは、世界に対して非常に恥ずかしいことなのです。
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