コンセンサスか、独裁か

「コンセンサスか、独裁か、この２つの選択肢しかないと考えている人は、『リーダーシップ』の本質を理解していません」

カルロス・ゴーン氏の言葉です。
そしてこの言葉は、まさに現代人にとっては理解の及ばない真理なのです。
これはの下記の文書から続きました。

「リーダーシップというものは、会社にとって良いことのために発揮されるものであって、（コンセンサスによる）妥協の産物を目指すものではありません。これは「独裁」などではなく、「リーダーシップ」なのです。
いかなる会社でも行われていることです」

これはカルロス・ゴーン氏が4月9日に公開したビデオメッセージの一部です。

それは、
「もし、皆さんがこの動画を通じて私の話をお聞きいただいているとすれば、それは、私が４月１１日に予定していた記者会見を開くことができなかったということになります」
から始まりました。

「ビジョンなき経営幹部にうんざり」ゴーン容疑者の発言全文
https://www.sankei.com/affairs/news/190409/afr1904090012-n1.html

世の中の混乱は大まかに二つの間違った考え方から起きます。

一つは民主主義（≒コンセンサス）が絶対という姿勢

もう一つは独裁という政体です。

人類の政体は「独裁」から「民主主義」へと進み、さらに自然体の意思統一へと進みます。
しかし日本、特に江戸時代の姿には民主主義よりも一歩進んだ天皇の意思を汲んだ幕府と日本民族の心のかたちがありました。

本来あるべきかたちは「何となく一致」です。
自然に分かり合うです。
多数決ではなく、中心の想いに全員が沿う形で意思が統一されます。

天皇制についてほとんどの人はその霊的システムを理解していませんが、天皇制の存在意義もそういう宇宙の法則で出来ています。

私が書いた「蜜蜂の秩序」という関連記事もあります。

蜜蜂は本能で統一という秩序を体現しますが、人間は自由意思で統一という秩序を体現します。
民主主義を妥協だと言うゴーン氏は一般的な人よりの真実をとらえています。

こういう考え方はスペインの哲学者のオルテガあたりから出てきました。

それはこの記事とも繋がります。

もっと詳しくは志摩川さんの「おもいで」の中の「石切との出会い」に書かれています。

地球と人類が次元上昇（アセンション）してユートピアになると、最終的にはこの世界に移行します。

ゴーン氏に関しては「検察の残虐な仕打ち（逮捕）によって自白を強要している」とゴーン氏の弁護士である弘中惇一氏は厳しい顔で言いました。
身に覚えのない文書偽造などの罪に問われた厚生労働省の村木厚子さん（後に事務次官）が「障害者郵便制度悪用事件」で無罪判決を勝ち取ったときの弁護士が弘中弁護士です。

4月9日の弘中氏の記者会見です。
70分と長いですが、弘中氏がこの逮捕がいかに不当だと訴える16分から26分あたりまでの10分だけでもご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=i7cW8nbLR9U

そんなこともあって検察は戦々恐々としていて、海外からどんなに非難されようと聞く耳持たず「推定無罪」などまったくの無視。
ひどいものだと思います。
よっぽど自信がなく怖いのでしょう。この事件がもしも無罪となったら東京特捜部は解体でしょうから。
それで弁護士を尾行したり（弁護団：弘中惇一郎、高野隆、河津博史）大変のようです。

しかしこのままいったらゴーン氏はずっと東京拘置所の中、下手したら無罪なるまで居ないといけなくなります。
日本の司法はとんでもなく人権無視です。

ゴーン氏が逮捕されたとき、容疑者でもないゴーン氏の妻の携帯電話からパスポートまで取り上げて、それに対して日本のマスコミはニュースにはするもののほとんど批判をしていません。検察からの情報を垂れ流すだけ。

ゴーン氏の家に検察が行ったとき、弘中・高野弁護士と打ち合わせをしていた時の資料などすべて押収するという、まさに暴挙をしています。とんでもない話です。
そこには無罪を獲得するための戦略が書かれていたかもしれません。盗っ人猛々しい。
妻がフランスに帰ったことに対して、ＴＢＳ「TBS報道特集」の金平記者が馬鹿なことを言っています（39：50から44：50）。
https://www.youtube.com/watch?v=i7cW8nbLR9U

私はこのゴーン氏のメッセージ動画効果の記者会見を全部見ましたが、10人くらいの記者が質問しまして、日本人で質問したのが金平記者だけでした。

が、この人の質問が一番ひどかった。
恥ずかしい👀　！