下記の記事は、2004年に「宇宙の理」に書いた「日本の使命」を加筆等しています。
日本の使命14 からの続きです。
許しと妥協
許しと愛は100%同じとまでは言わないものの、この二つは非常に近い関係にあります。
愛の定義として宇宙学でもよく言われることですが、自他一体があります。
私たちの根本は元々神で、宇宙で唯一の存在なのです。
その唯一の宇宙が、唯一の神が、自分自身の成長を考えて自分を分けました。
自分を分けたので「自分」と言います。
分けることで自分と自分が愛し合い、憎み合い、様々な経験を通してより愛深い自分となることが目的でした。
披露宴のスピーチではまず愛が自分と他人を別けないことであるということを分かりやすく説明しまして、夫婦喧嘩の話へともって行き、許しは愛であることで話しを締めくくりました。
【夫婦生活には〝妥協〟が必要だというが、妥協は自分を抑えることでウッ積となり、病気にもなりかねない。だから妥協は敢えてお勧めしない。しかしそれでは夫婦喧嘩は納まらないとお思いでしょうが、それは違う。
そこで大切なのは妥協ではなく〝許し〟なのである。
妥協は相手と自分を別けたままにして我慢している心の状態なのだが、許しは相手を受け入れるということが前提となる。
その現象をいま相手と共に作り出し、共に分かち合い学んでいるという認識が必要で、自他一体の愛の心を意味する。愛のないところに許しは起きない。
これをただ表から見ていると、妥協と許しの取る行動は同じに見えるが、内面で起きていることはと言えば「 〝分離〟 と 〝一体〟 」であり、まったく逆の精神状態を形成している。】
この話は思いのほか好評で、多くの人から「良い話でした」と言われ、また私が出席しなかった二次会でも一部の人の間では話題になったと聞きました。
まだまだ日本人は神と繋がっているようです。